2011年11月19日

時雨時の新潟萬代橋

こんなに夜遅くなったら、本来ならは急いで家路を急ぐのですが
この日は、なぜか新潟駅まで歩きたい心境。
雨が空からこぼれてきそうな夜なのに、コートなしでも平気。
頭の中は、夕方聞いたドビュッシーの『美しき夕べ』のある部分がオートリバースしている。
出掛けに急いで調べた「ポール・ブルジェ」の詩のワンフレーズが頭の中で重なる。



Lorsque au soleil couchant les rivières sont roses,
沈む太陽が川の流れを薔薇色に変え、
Et qu'un tiède frisson court sur les champs de blé,
生温かい微風が麦畑を駆け抜けるとき、
Un conseil d'être heureux semble sortir des choses
幸せになりなさいという声が万物から湧き上がり、
Et monter vers le coeur troublé.
思い悩む心に込み上げてくるかのよう。

Un conseil de goûter le charme d'être au monde,
それは、現世の魅力を味わいなさい、
Cependant qu'on est jeune et que le soir est beau,
若く、夕暮れが美しいうちに、と勧める声。
Car nous nous en allons comme s'en va cette onde,
なぜなら我々は去るのだから、あの波のように、
Elle à la mer, nous au tombeau.
波は海へ、我らは墓へと。



夕焼け時は、とうに過ぎていたけれど
新潟の母なる大河は、すぐそこで大海原の一つのうねりになろうとしている。
長い橋の上で、しばし、音も詞も忘れて持ち合わせていたカメラのシャッターを夢中で切っていました。

頭が霞む超高層ホテル。
IMG_3938.jpg

11月の行き交う車が置いて行った光の跡

IMG_3944.jpg

石造りに旧き良き時代を感じる欄干
ここは何かが交差する場所です。
ホテルの上層階まで降りてきた低く垂れこめる雲に
この街の冬の始まりを感じます


IMG_3938.jpg

人はどんな思いを抱えて橋を渡るのでしょう
「生」を見つめることの多いこの時に
ポール・ブルジェは「現世の魅力を味わいなさい」という

IMG_3985.jpg

もうすぐ、時雨の季節を経て、白いものが空から舞い降りてきます。
辺り一面を、真っ白にし、全てを覆い隠すように・・。


人はあたたかい我が家に待つ人のもとに帰っていきます。





posted by まさ at 15:42| 新潟 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日は〜〜またまた〜〜ポエムですね(^_-)-☆
素敵
Posted by たぬちゃん at 2011年11月20日 16:11
◆たぬちゃん
 これ数日前に撮ったんです。
 こんな気分の日もありますよね^^
Posted by まさ at 2011年11月20日 16:43
女将さん
ポエムと・・・光跡のファンタジー素敵ですね。
Posted by きりちゃん at 2011年11月20日 22:00
◆きりちゃん
 うれしい〜♪
 そう?
 気持ちのいい楽しい夜でした^^
Posted by まさ at 2011年11月21日 14:48
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